失敗しない事業承継の手法と最近の事例

先日、大阪市中央区の大阪産業創造館にて「失敗しない事業承継の手法と最近の事例」のセミナーが開催されました。その模様をまとめます。

~今や中小企業の60%が後継者不在で、50%の会社が廃業の危険性!
このような環境の中で、事業承継の最新事例や新手法、金融機関の事業承継に特化した融資制度をご紹介します~

というのが本セミナーの趣旨です。

冒頭、「事業承継の最新事例と新手法」ということで公認会計士・事業承継士の村上弘之氏より事業承継についての入口のお話がありました。


◎これまでの事業承継の手法

1.親族承継
しかし、後継者が継がない可能性がある。(後継する意欲がない、能力がないことも含めて)
また、意欲があっても能力がない。(・・・大塚家具を例に見ても、経営の勘所が分かっていないと失敗する)

2.M&A
第三者に会社を売却すれば、会社の事業を換金できるが、売却後に企業風土が変わってしまう、ほかに役員が早期に大幅退職してしまうリスクもある。

3.MBO
従業員など会社をよくわかっている実力ある人間に後継を任せる。
デメリットは、代表取締役が会社に対して連帯保証しなければならない。これまでサラリーマンで生きてきた人間が、数千万の連帯保証をしなければならない。これが最大のネックになる。

ということで、
中小企業で事業承継が出来ないとほとんどの場合、廃業となってしまう。

そこで、提唱したいのは第4の手法。
「経営委託」つまり、現社長が経営をプロに任せる(=所有と経営の分離)

現実には連帯保証(仕入れ、債務についての連帯保証。数億であれば命をやられるリスク)の問題があるのが難しいところ。
そこで、「株主・代表権がない役員」と「プロ経営者」を分離する

会社経営は経営者という職業であり、ゼネラリストでないと出来ない。(マーケティング、人事、もろもろ知らないとできない、技能である)

これからはプロ経営者を育てる仕組みづくりが重要になってくる、という内容でした。

このあと、事業承継に特化した事業融資について、日本政策金融公庫大阪支店の日比野氏より解説がなされました。

「事業承継・集約・活性化支援資金」
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/jigyoukeisyou.html

「RS TRUST~事業再生・承継の問題解決」
https://rstrust.net/